『ゴーストレストラン』は専門店と偽りネット上に複数の名義で出店している注意が必要!

Uber Eats (ウーバーイーツ)

ゴーストレストラン
 客席を用意せず、主にオンラインで注文を受けて料理を届ける宅配専門の飲食店。「クラウドキッチン」や「バーチャルレストラン」とも呼ばれる。調理場さえあればマンションの一室でも運営できるため、通常の飲食店より低コストで開業できるのが利点。既存の飲食店が厨房(ちゅうぼう)を活用し、唐揚げ専門店などを副業として立ち上げるケースもある。

コロナ禍に苦しむ飲食業界で「ゴーストレストラン」と呼ばれる宅配専門店が増えている。店側は接客のコストを節約でき、利用客も「密」を避けてプロの料理が楽しめるのが特長だ。ただ、中には一つの店がインターネット上で多数の「専門店」を名乗っているケースもあり、専門家は「専門店の料理が届くと信じた客を欺くことになる」と警鐘を鳴らしている。

「居酒屋が本来の店名で出店しても注文は来ない。人気店としてアプリの上位に掲載されるには、専門店を名乗って食い付いてもらう必要があるのだろう」と分析する。以前配達に訪れたゴーストレストランの中には、雑居ビルの一室でたばこを吸いながら調理している店もあったといい、「経営者としては店側の事情も分かるが、料金と釣り合わない料理を提供している店もあると感じた」と語った。

さまざまな料理を扱う店が「専門店」を名乗ると、食品アレルギーを持つ人が誤って注文してしまうケースも懸念されると述べ、「店側にはモラルが求められるが、アプリを運営する宅配代行業者側にも、掲載時に調理の実態をチェックする社会的責任があるのではないか」と語った。

ライター フーデリふーちゃん

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